地域農業のEひと 伊藤 源三さん

直売所出荷を”生きがい”として楽しく長く続けたい

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直売所へ出荷した商品の売れ行きを確認するのが大きな楽しみです。

良いものを長く出荷し続けられるよう、高齢化に伴う体力の低下を補う栽培法を考え実践していきたいです。

園芸講座で直売所出荷を本格スタート

休耕地を借り受けて野菜を栽培し、「やさいの里あいしょう館」と「やさいの里」を中心に直売所へ出荷しています。農家の家に生まれたため幼少期から農業に触れ、会社員時代も自給自足の野菜づくりを行ってきましたが、定年退職後に本格的な栽培を始めるにあたってJA東びわこ直売所統括課が開く園芸講座やJA家庭菜園専門誌『やさい畑』で基礎を勉強しました。 農業は、良くも悪くも自己責任の世界です。思うようにいかないのもやりがいのひとつと認識して、楽しみながら農業に取り組んでいます。とは言っても農業は非常に奥が深く、現在も試行錯誤を重ねながら日々勉強の毎日です。

出来れば本文内二段目▲生育中のカラーピーマン

生育中のカラーピーマン

鮮やかな色合いが食卓に映えます!

※写真はイメージです。

目新しい野菜に挑戦するのも楽しみの一つ

栽培し、良いと感じたら次年以降にも取り入れるようにしています。今年の夏はカラーピーマンに挑戦しました。赤・黄・緑と美しく、食卓を鮮やかに彩ってくれるので、宅食が多くなった今の時代に合っているのではないかと思います。

年齢に応じた栽培方法を考えたい

下▲ヤマイモの生育を確認する伊藤さん。11月頃から出荷予定とのことです。ぜひお買い求めください。

直売所へ野菜を持って行き、明るいスタッフや出荷者、お客さんの顔を見ると、元気が湧いてきます。直売所出荷を生きがいのひとつとしている方が、私を含め大勢おられるのではないでしょうか。今後の目標は、年齢に応じた栽培方法を考え実践していくことです。高齢化に伴う体力の低下は避けることができませんが、それを補うよう栽培法を工夫することで、野菜づくりを長く続けられるようにしたいです。そういった試行錯誤も生きがいのひとつだと感じています。まずは10年後の80歳を目標に、元気においしい野菜を栽培できるようがんばります

プロフィル

豊郷町八町(とよさとちょうはっちょう)
伊藤 源三(いとう・げんぞう)さん(70)


■主な生産作物
野菜類6.7a