地域農業のEひと (有)びわこ農産

伝統ある農地で多くの人に愛される農家を目指す!

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生時代はずっと情報系の勉強をしていました。今度は農業について勉強の毎日ですが、太陽の光を浴びて働くのがとても楽しいです!

地域から信頼される組織を目指して

大学卒業後に県外の農業生産法人で2年間働いた後、父が代表を務める当社で平成31年4月から働き始めました。”おいしくて安全なものをできるだけ安く消費者に届けたい”という基本理念のもと役員2名・従業員4名で構成する当社では、20代の従業員が半数を占め、エネルギッシュでパワーあふれる経営体として多くの圃場を管理させていただいています。経営の主体となる水稲では9品種の栽培に取り組み、幅広い消費者のニーズに応えられるよう新しい品種の栽培にも意欲を持っています。私も当社も「まだまだこれから!」という気持ちで農業に取り組み、地域の担い手としてより多くの皆さんから信頼される組織を目指しています。

レベルの高い農業を引き継いでいく

他県で働いた後に稲枝地域へ帰ってきて驚いたのは、”お米を育て収穫する”という目的は同じでも、栽培法が全然違ったことです。その土地柄に最適な手法を理解・実践していくことが大切だと考え、また一から勉強の毎日を過ごしています。とりわけ稲枝地域の農業はとてもレベルが高いと実感しています。農地の集積が進み、効率良く作業を行おうとする姿勢が多くの農家さんから感じられます。若手も多く、ファーマーズクラブなどを通じ各経営体の垣根を越えて若手農家同士が横の繋がりを持てるのは、他県では見ることのできなかった光景です。このような先駆者が築いてこられた優良な農地や人との繋がりを引き継ぎ、さらに発展していけるよう頑張ります。

改めてお米について考えてほしい

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学生時代は寮の食堂でご飯を食べていたのですが、実家へ帰ってきて食べたお米がおいしくてびっくりしました。やはり地元のお米はおいしいです。近年、お米の消費量が減り、多くの米農家にとって大きな問題になっています。「最近はしっかりとお米を味わっていないなぁ」という方はおられませんか?ぜひおすすめしたいのが、普段とは違う品種のお米を食べてみることです。お米は品種によって味や香り・食感が異なるほかに、どの料理に向いているかなど、用途別にも分けられます。そして、どの品種も農家が本気で栽培しているものです。消費者の皆さんに、普段食べているお米について今一度考えを深めていただければうれしいです。

サブ1

彦根市田附町(ひこねし たづけちょう)

西田 昌起(にしだ まさき)さん(26)

■主な生産作物(令和2年度)
水稲37ha、麦14ha、大豆28ha、そば5ha